Happy Daddy Hobby

平日は仕事。家に帰れば家事育児。そんな中でも趣味を楽しみたい親父達におくる。
自分の経験から良かったと思える便利グッズや生活術を公開していきます。

カテゴリ: DIY

★今回分解掃除するエアコン

三菱電機製 ルームエアコン霧ヶ峰 MSZ-AXV2219
霧ヶ峰のうち下から二番目の廉価機種の2019年版です。
・ムーブアイ搭載
・フィルターおそうじメカ無し
のモデルとなります。

AXVシリーズは住宅設備モデルという物で、家電量販店モデルのSシリーズと同等品となります。

□注意事項

今後また自力で分解洗浄する時のための記録を一番の目的とした記事です。
エアコン洗浄業者ではない素人による作業工程です。
仕事柄、電気回路や工具の取扱いに関する知識はありますが、掃除用の薬剤等の知識はまったくありません。
本体には故障の原因になるので自分で分解するなと記述されていますので、本記事を参考にしてやる場合は自己責任でお願いします。

★MSZ-GMの分解記事はこちら

本ブログの一番の人気記事「素人でも出来た!三菱製エアコン霧ヶ峰の分解掃除
霧ヶ峰の中でも一番の廉価機種の分解記事になります。
年式の違いかムーブアイの搭載有無の違いなのか上記記事と分解方法に違う点があったため、新たに備忘録として手順を残したいと思います。
GEシリーズは上記記事の方が参考になるかもしれません。

★分解手順

□1.電源プラグを引っこ抜く

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2口のプラグの方さえ抜けば、アース線はそのままでOK。

□2.道具を揃える

なぜこちらが最初じゃないのかというと、電源プラグを引っこ抜いてすぐはまだ感電の危険があるからです。
必須道具
〇プラスドライバー#2
ファンを取り外すまでの各種ネジ用
〇プラスドライバー#0
フラップ動作用モーターのネジ用
〇踏み台
エアコンの上まで手が届けば、脚立でもテーブルでもOK
自宅でDIYでやる分には、足場を広くとれるテーブルが作業性良いかもしれません。

私が使用してるその他便利道具
〇ヘッドライト
明るさが欲しい時に手持ちじゃなく照らせます。
〇マグキャッチ
ドライバーに磁力を持たせてネジを落としにくくすることが出来るグッズ


〇内装剥がし
パネルを外す際、右のツメを外したら、さっき外した左のツメが元に戻っちゃったといったのを防ぐために、挟み込んで使ってます

□3.前面パネルをあげる

GMはこの段階でパネルを取り外せたのですが、AXVシリーズは無理なようです。
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□4.エアフィルターの取り外し

通常のお手入れの範囲なので省略します。

□5.上下風向フラップの取り外し

吹出し口の中が見えるくらいにフラップを手で開きます。
手前と奥のフラップそれぞれ中央2カ所とまっているので、フラップを矢印の方向に引っ張り外します。
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フラップを曲げるようにして、左側、右側の順で取り外す。
幅広のフラップが手前側ですので、戻す際に間違えないようにしましょう

□6.表示カバー取り外し

本体に記載されてある、表示カバーの外しかたに従い、表示カバーを外す。
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□7.パネル取り外し

吹出し口下の左右2箇所にネジカバー。
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このカバーを取り外すと、ネジがみえるのでこれらを取り外す。
パネル外し後の写真ですが、赤丸部の位置にパネルのツメがあるので上から押し込むようにして外す。
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パネル下部やサイドにも軽いツメがあるのですが、そっち側を先に外してパネルを浮かせた状態にすると上部のツメが取りにくくなります。
下部のツメが外しにくい場合は、左下or右下側の配管用のカバーパネルを外すと、楽になります。
こちらは配管されてない側を外す方をオススメ。
DSC_0095
エアコン上部が目線の高さになるくらいまで登れる踏み台の方がこのツメを外す作業が楽になります。
ここまで外すことで前面パネルも外せるようになります。
パネルを洗う際により細かく洗いたい場合を除き、外す必要はないと思います。

□8.フラップモータのコネクタ取り外し

電装部パネルのネジを下上の順で外し、パネルを取り外す。
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CN151と書かれた白いコネクタを外す。
写真の左側から右へT型のツメを押しながら外す。
DSC_0063
その他のコネクタは取り外す必要なし。
我が家はエアコンの右側を壁寄りに設置していたので、外すのに少し苦労しました。
メンテナンスを考慮するとエアコンの右側を壁に寄せない方がいいですね。
数点ある整線用のフックにケーブルが引っかけてあるので、コネクタ側から順に外して行きます。
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□9.ドレンパン取り外し

丸の部分にあるツメを外すと右の基盤側が浮く。
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この状態でドレンパンを引っ張りだす。
ドレンホースが繋がったままになっているので引っ張りすぎには注意。
また近日中に冷房運転をしていた場合、水が溜まっている可能性があるので注意。
ドレンホースとドレンパンを繋ぐツメを浮かせて、ドレンパンを取り外す。
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□10.ファンの取り外し

ファンの右の方に羽根がない部分があり、そこからネジが見える。
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ここは特にドライバーに磁気がある方が作業性が高いです。
次に、フィン左部にあるフィンを止めてあるネジ2本を取り外す。
DSC_0072
フィンの左側を浮かすと、下の図のような状態になるのでファンを軽く持ち上げ左方向に引き抜く。
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□10(2).フィンを戻す

繋がったままの右側に負荷が掛からないよう、フィンは元に戻し念のためネジをしめておく。
フィンは取り外しません。
フィンは取り外さずとも十分掃除が可能であることと、取り外すにはガス抜き工程が必要となり更に面倒くさくなるため。

□11.風向フラップ用モータの取り外し

ドレンパンについているフラップ用モータを外します。
まずは左右フラップの留め具を外す
DSC_0055
プラスドライバー(#0)でモータを止めてあるネジ3本を取り外す。
DSC_0070
画像下側のモータの配線を整線フックから取り外す。
左右フラップ用のアームの位置に気を付けながらモータをドレンパンから外す。

★あとは掃除

ここまでで分解は完了
取り外したパーツ類は、スポンジやらブラシやらを使い風呂用掃除用具を用いてゴシゴシ。
カビが気にならないパーツは中性洗剤やただの拭き掃除程度でも十分かと思います。
ファンは特に入念に羽根を一枚一枚ブラシで擦ってカビを落としましょう。
私は↓のような隙間ブラシの100均の物を使用しています。


この時、アルカリ性の薬剤等を使うと簡単にキレイになるらしいですが、私は薬品の知識には疎いので安全性・手軽さを重視しカビハイターで擦り洗いしました。
おそうじ業者さんのYouTubeで窓パッキンのカビ取りに使う洗剤比較動画を見たのですが、手軽に手に入る品だとドメストがカビ退治におススメなようです。

壁に取りついたままの部分はカバー外側を拭き掃除の後、電装部と壁を養生。
カバー内側は中性洗剤を付けた雑巾で拭き掃除しカビを除去。
フィンは市販のエアコン洗浄スプレー。
その後フィンとカバー内部を蓄圧式噴霧器ですすぎの上、乾拭き。
本当は洗浄スプレー+蓄圧式噴霧器よりエアコン向けの高圧洗浄機の方がいいと思います。
あとは乾燥。
天気の良い昼間だったら天日干し。
雨天時は室内で扇風機の風を当てて放置。

★仕上げ

完全に乾いたら分解と逆の手順で丁寧に組み立てていくのみ。
そして動作確認。
目視でちゃんと動いているか、変な音がなっていないか、カビ臭いにおいがとれているかをチェックして終了!

★おまけ

GMシリーズに比べて電気パーツの取り外しが若干厄介でしたが、基本工程は変わっておらず、三菱の分解のしやすさは健在だと感じました。

ここまで分解するのは抵抗があるという方に、今回も「くうきれい」というファン用洗剤を紹介します

徹底度合は分解洗浄には及ばないものの、こんな感じでしっかり養生さえすれば手軽にファンの掃除が出来る製品。
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何もやらないよりは遥かにマシでしょう。
ちなみに付属のリンススプレーだけだとすすぎ足りないので、霧吹き等が必要になります。
個人的には蓄圧式噴霧器がお手軽で扱いやすいです。

☆歯磨きするのに丁度いい踏み台が欲しい

子供が鏡を見ながら自分で歯磨きをすることが出来るようになりました。
しかし洗面所の鏡の高さは子供では届かない。
そこで食卓で使っている椅子をその都度持って行ってました。
椅子はそこそこ重みがあるので動かすのが正直面倒だなと思い踏み台が欲しい

☆丁度いいサイズの踏み台を作ろう

踏み台なんてニトリで1000円くらいで買えるし、作る労力考えたらそっちの方がいいに決まっていますw ただDIYしたいな~という思いと、家に余ってた端材があったのでそれ使えば新たな出費をせずに済むということで作ることにしました。 なによりDIYのメリットは自分好みで丁度いいサイズで作れるのが良いところ。

☆構想を練る

  • 家に余っている木材だけで作れる
  • 身長1m弱の子供が自力で登れる高さ
  • 子供でも運べる重さ
  • 飛び降りても大丈夫な安定感
  • 大人が乗っても壊れない
  • 簡単な作り
白ポリ合板の天板に2×2の脚を4本、足と足の間で補強材で1×2を入れるという形にすることに。
安定性を重視するなら台形に作った方がいいらしいが、それは個人的に"簡単"ではないのでこんな感じに。
もっと背が高く足が細い椅子を使ってて問題無かったんだから、きっと大丈夫でしょう。

☆早速作成開始

1.天板の切り出し

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400mm幅の白ポリ合板を300mmのところで切断
400×300の天板を作成

2.脚の作成

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2×4材の端材を半分に切って2×2サイズに
切断面側の角を面取り
全体的にサンディングし滑らかに
4本の足の長さをある程度揃える

3.天板に脚を取り付け

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各脚2本ずつビス打ち。
1本でも十分なんでしょうか?それとも4本くらいビス打ちした方がいいものなのか?
よくわからないがとりあえず2本でしっかり固定出来ているようなので、これでOK
ぐらつかないように、脚の長さを改めて微調整。
これだけでも大人が乗っても壊れないくらいしっかりしている。

4.脚の補強材取り付け

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脚の補強材は、1×4材を半分に切って1×2サイズにしたもの。
脚と補強材を繋ぐだけの長さのビスが無かったので、脚と天板に接触するように3面をボンドで貼り付け。
さらに天板と補強材をビス止め
補強材としての意味をなしているかは不明
組んだ状態の写真を取り忘れました…

5.改めてサンディング

天板部を面取り
そして各パーツの接合部が段差になって引っかからないように調整

6.塗装

これまた写真を取り忘れましたが、脚と補強材の部分にクリアタイプのニスを塗布
塗装不要かなとも思いましたが、水回りでの使用になるので一応塗っときました
これでひとまず第一弾完成!

☆ここで一工夫

白ポリ合板が素材的に滑りそうなので、天板に滑り止めシートを張ることに
ネジ隠しにもなり見た目の向上にも貢献してくれるはず

7.まずは養生テープを貼り付け

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直接両面テープで張り付けると剥がしたときに汚くなる可能性があるので、両面テープの下地に養生テープを貼り付け
滑り止めシートが汚くなって張替えが発生することを考慮しています。

8.両面テープを貼り付け

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養生テープの上に両面テープを貼り付け

9.滑り止めシートを貼り付け

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丁度いいサイズにカットしたシートを、ずれないように慎重に貼り付け
…微妙にずれました

10.ビニールテープで誤魔化す

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縁の長さがまばらでカッコ悪くなったので、白いビニールテープをぐるっと一周。
パッと見綺麗に仕上がりましたw

☆試乗

大人が載って大丈夫なら子供でも大丈夫だろうとまずは自分で乗る。
しっかり安定している感じである。
子供も載って飛び降りてを繰り返していて楽しそう。
自分の踏み台が嬉しいようで、それを持って歯磨きにも喜んで行ってくれるので作った甲斐がありました!

☆DIYを始めるのに電動ドライバーが欲しいけど何がいいだろう?

このページに辿り着いた人は上記のような疑問を持って来たのではないでしょうか?
私もいろいろ調べてみたのですが、一言で電動ドライバといっても、ドリルドライバーとかインパクトドライバとかある事を知りました。
ドリルドライバーはトルク調整機能があるからネジ山をなめにくい、インパクトドライバは回転と同時に打撃が働くので簡単に木ネジを打ち込んで行くことが出来る。
大工さんはインパクトドライバ一本で済ませちゃうなんて意見も見ました。
調べれば調べるほど、結局どちらがいいのか解りませんでしたw
むしろ調べている内に、ヤスリ掛けするのにサンダーがあった方が楽そうだなとか、きれいに木を切るなら丸ノコもあった方がいいなぁなんて思うようになってしまいました。

☆じゃあどこの電動工具を買おう?

BOSCHやmakitaのような工具ブランドが有名ですが、私みたいに欲張りな人間にうってつけの商品を発見しました!
それがBlack & Deckerのマルチツール EVO 183です。
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ヘッドパーツを取り換えるだけで、ドリルドライバーにもインパクトドライバーにもサンダーにもなってしまうという代物です。
まるで平成仮面ライダーの変身ベルトみたいで、思わずヘッドパーツを集めたくなってしまいますw
そして、個々のヘッドパーツは5000円程度なので、工具ブランドの製品をそれぞれ単体購入するより格段に安く済むのです。

☆早速買ってみた

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今回購入してみたのは、マルチツールプラスEVO183P1というセット。 付属のヘッドパーツは
  • ドリルドライバー
  • インパクトドライバー
  • 丸ノコ
  • サンダーヘッド
ベーシックセットだとインパクトドライバーが無いのでこれを選びました。

☆各ヘッドを使ってみての感想

◇ドリルドライバー

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初めての一本だったため他の電動ドリルドライバーとの比較は出来ないが、間違いなく手動よりは楽でした。
トルク調整のダイヤルで強さが変わっているのは実感できるが、初心者ゆえにどの程度の設定するのがいいのかは良く解らずw
元々電動ドライバーとしての利用を想定していたが、ドリルとしての利用がメインになりました。
というのも下穴をあける→木ネジを打ち込むの流れをやるのに、二台持ちでないゆえにドリルビットとドライバービットの交換作業が発生します。
この際ビットだけを交換するより、ドリルビットを装着したドリルドライバーヘッドと、ドライバービットを装着したインパクトドライバーヘッドでヘッドごと交換した方が作業効率が良かったからです。

◇インパクトドライバー

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ベーシックセットじゃなくプラスセットにして本当に良かったと思えた一品です。
上記のヘッド交換作業は勿論のこと、握り具合でネジの打ち込みの強さを変えるという使い方が個人的にはあっていた。
そして断然こっちの方がスルスルネジが入って行くんです。
うるささゆえに夜は使えないですが、インパクトドライバーってこんなにいいものだったのかという感じ。

◇丸ノコ

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こちらは正直おまけという感じですね。
ノコギリ自体が小さいので薄い木材にしか使えず、それだったら手ノコでもいいかなという感じ。
DIYでそこそこ定番であろう2×4材を一発で切れないのは正直痛いです。
まぁ、基本直線カットは木材購入時にホームセンターのサービスでやって貰うので、端材でちょこっと何か作りたいときに、無いよりはあった方がいいかな程度ということで。

◇サンダーヘッド

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これも便利ですね~。
ヤスリ掛けってこんなに楽に出来るんだって感じ。
なお作業を開始前に予備バッテリーの充電をした方がいいです。
今使っているバッテリーの充電が切れる頃には、予備バッテリーの充電が完了しているので、交互に充電していけば作業に無駄が無くなります。(バッテリーを交換するという無駄な時間はありますが…)
ちなみに付属のサンドペーパーは#80と#120が5枚ずつ入ってるのですが、もう少し細かい目が欲しかったので#240のサンドペーパーも一緒に購入しました。

欠点は一番行くホームセンターでBLACK & DECKERを取り扱いしていないゆえにこのサンドペーパーが気軽に買えないことです。
Amazonだと合わせ買い対象商品なんですよねぇ…。

◇おまけ:空気入れ

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DIYとはあまり関係ないですが、こちらも同時購入した代物です
車の空気入れ(空気圧計測)目的で買いました。
付属品で、ボールや浮き輪、自転車の仏式、英式バルブにも空気が入れられます。
浮き輪対応してても流石に海やプールにこれ持っていったら怪しいですねw
自宅で子供用プールを膨らますのには重宝します。

☆追加購入したもの

各種ヘッドはいいのですが、付属のドライバービットがなんとも心もとない感じでした。
そこで私も買ったおススメしたいのが、VESSELのドライバービットのセットです。

コストパフォーマンスがとても良く評価の高い商品です。

☆ベビーゲートを作ってみた

子供が大きくなり、これまで使用していた突っ張り棒タイプのゲートを勢い余って倒してしまうことが何度かあったので、今回EVO183を駆使し新しいゲートを製作しました。
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開閉出来る扉にしたので、大人もゲートを跨がずに通過出来るように。
後ろの鍋類を置く棚もオマケで取り付けました。
こちらの製作過程記事も書きたかったところですが、作業に集中しすぎて過程の写真を一切撮っておらず書けませんorz
そんな訳で完成品のみの紹介ですが、EVO183使えば初心者でもこんなの作れますよ!

★エアコンちょっとカビ臭いから掃除をしよう

夏も近づき暑くなってきたのでエアコンを付けてみたらカビ臭いがする。
自分だけならいいけど、小さい子にはあまり吸わせたくないな~と思い掃除をすることに。
エアコンの掃除についていろいろ調べてみたら、カビ臭いにおいを除去するにはファンを掃除することが大事らしい。
このファンをしっかり掃除しようと思ったら、分解して取り出す必要があると知りチャレンジしてみた。
そこで今回自分がやった取り外し手順をここに記します。

★今回掃除するエアコン

三菱電機製 ルームエアコン霧ヶ峰 MSZ-GM224。
224は冷暖房の能力なので、MSZ-GMならば同じ作りかと思います。

2019年製MSZ-AXV2219の分解記事も作成しました。
素人でも出来た!ムーブイ搭載霧ヶ峰の分解洗浄
AXVシリーズ、Sシリーズが該当しますが、その他ムーブアイ搭載機種も上記記事の方が参考になるかもしれません。

□注意事項

今後また自力で分解洗浄する時のための記録を一番の目的とした記事です。
参考して頂いて全然構わないのですが、エアコン洗浄業者ではない素人による作業工程です。
仕事柄、電気回路や工具の取扱いに関しては問題ないですが、掃除用の薬剤等の知識はまったくありません。
本体には故障の原因になるので自分で分解するなと記述されていますので、やるなら自己責任で。

★分解手順

□1.電源プラグを引っこ抜く

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通電してる機器の分解の基本中の基本。
感電や漏電、ショートへの対策として必須ですね。
2口のプラグの方さえ抜けば、アース線はそのままでOK。

□2.道具を揃える

なぜこちらが最初じゃないのかというと、電源プラグを引っこ抜いてすぐはまだ感電の危険があるからです。

□3.前面パネルを取り外し

地面と水平になるところまで開き手前に引く。
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□4.エアフィルターの取り外し

つまみをつかんで、少し持ち上げて引っ張る。 ここまでは通常のお手入れの範囲で、取説にも記載されています。
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□5.上下風向フラップの取り外し

吹出し口の中が見えるくらいにフラップを手で開きます。
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真ん中の留め具を外します(細い方を軽く指で潰すと簡単に外せます)。
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フラップを曲げるようにして、両サイドも取り外す。

□6.カバー取り外し

吹出し口下の左右2箇所にネジカバー。
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このカバーを取り外すと、ネジがみえるのでこれらを取り外す。
使用するのはプラスドライバー(#2)
ネジが外れたら写真の丸い部分にあるカバー上部のツメを押し込むようにして外す。
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カバー下部やサイドにも軽いツメがあるのですが、そっち側を先に外してカバーを浮かせた状態にすると上部のツメが取りにくくなります。
上部のツメさえ取れればあとは楽に引き抜けます。
ちなみに、作業するのに踏み台が必要になりますが、エアコン上部が目線の高さになるくらいまで登れる物だとこのツメを外す作業が楽になります。

□7.左右風向フラップの取り外し

左右それぞれ5点のツメを取り外し。
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□8.上下風向フラップ用モータのコネクタ取り外し

ツメを押しながら外す。ツメは手でも十分押せると思いますが、押しにくかったら精密ドライバ等で押すとよいでしょう。
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これ以外にも右に3つコネクタがありますが、今回の分解では取り外す必要はなし。
私は分解した後に外す必要が無かったことに気づきました(笑)

□9.ドレンパン取り外し

丸の部分にあるツメを外すと右の基盤側が浮く。
P_20160619_082355
その状態でドレンパンを引っ張りだす。
ドレンホースが繋がったままになっているので引っ張りすぎには注意。
また近日中に冷房運転をしていた場合、水が溜まっている可能性もあることにも注意。
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ドレンホースとドレンパンを繋ぐツメを浮かせて、ドレンパンを取り外す。

□10.ファンの取り外し

ファンの右の方に羽根がない部分があり、そこからネジが見える。
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こちらも#2のプラスドライバーで取り外す。
ドライバーは磁石になっているタイプがネジを落としにくくオススメ。
次に、フィン左部にあるフィンを止めてあるネジ2本を取り外す。
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フィンの左側を浮かすと、下の図のような状態になるのでファンを軽く持ち上げ左方向に引き抜く。
P_20160619_080736

□10(2).フィンを戻す

そのままでも大丈夫とは思うが、繋がったままの右側に負荷が掛からないよう、フィンは元に戻し念のためネジをしめておく。
今回、フィンは取り外しません。
フィンは取り外さずとも十分掃除が可能であることと、取り外すにはガス抜き工程が必要となり更に面倒くさくなるため。

□11.上下風向フラップ用モータの取り外し

あとは、取り外したパーツを洗っていくだけと行きたいところだが、もう1点。
ドレンパンにモータが付いているのでこちらを取り外さないといけない。
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ケーブルを止めてあるテープを剥がし、プラスドライバー(#1)でモータを止めてあるネジ2本を取り外す。

★あとは掃除するのみ

掃除するところは写真撮り忘れたので、さくっと記述。
取り外したパーツ類は、スポンジやらブラシやらを使い風呂用掃除を用いてゴシゴシ。
ファンは特に入念に羽根を一枚一枚ブラシで擦ってカビを落としましょう。
アルカリ性の薬剤等を使うと簡単にキレイになるらしいですが、私は薬品の知識には疎いので安全性・手軽さを重視し中性の風呂用洗剤で擦り洗いしました
。 壁に取りついたままの部分はカバー外側を拭き掃除の後、電装部と壁を養生。
カバー内側は洗剤を付けた雑巾で拭き掃除しカビを除去。
フィンは市販のエアコン洗浄スプレー。
その後フィンとカバー内部を蓄圧式噴霧器ですすぎの上、乾拭き。
本当は洗浄スプレー+蓄圧式噴霧器より高圧洗浄機の方がいいと思います。
あとは乾燥。作業終了が夕方だったので、室内で扇風機の風を当てて翌朝まで放置しました。
天気の良い昼間だったら、天日干しですぐ乾いたかと。

★仕上げ

完全に乾いたら分解と逆の手順で丁寧に組み立てて行くのみ。
そして動作確認。
目視でちゃんと動いているか、変な音がなっていないか、カビ臭いにおいがとれているかをチェックして終了!

★おまけ

分解洗浄にチャレンジしてみて解ったのは、フィルター自動掃除機能付きのエアコンは買わない方がいいということと、三菱製のエアコンは分解がしやすいということ。
実はこれ以外にDAIKINのフィルター自動掃除機能付きのエアコンの掃除にもチャレンジしたのだが、分解掃除を挫折することとなった。
自動掃除ユニットがあるぶん分解が面倒くさいんですよ。
これが理由で業者に頼んでも1万円くらい値段が跳ね上がります。
そしてDAIKIN製エアコンはドレンパンがカバーと一体型になっているようで単独で外す事ができない。
電装部のコネクタの形状も三菱の方が断然取り外しやすかった。
むしろDAIKIN製の方はコネクタが固く、勢い余りケーブル一本切ってしまいましたorz
それの修理作業を終えたところで気持ちが折れてしまい、DAIKIN製エアコンの分解洗浄は諦めました。
こちらは「くうきれい」というファン用洗剤で対応。

徹底度合は分解洗浄には及ばないものの、こんな感じでしっかり養生さえすれば手軽にファンの掃除が出来る製品。
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何もやらないよりは遥かにマシでしょう。
ちなみに付属のリンススプレーだけだとすすぎ足りないので、霧吹き等が必要になります。
個人的には蓄圧式噴霧器がお手軽で扱いやすいです。
あまり見たくないかもしれませんが、こんだけカビまみれな汚水がバケツに溜まります。
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次にまたエアコンを買うような時は、霧ヶ峰で余計な掃除機能がついてない↓のようなタイプにしようと心に誓った分解洗浄でした。

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